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アウトプット コンクリート

非破壊調査の原理と適用深度の要点

<測定原理を把握する>

種類原理適用深度
反発度法リバウンドハンマーにより一定のエネルギーでCo表面を打撃。跳ね返り(反発度)を測定。Co表面部。部材厚が100mm以下の箇所は避ける。
サーモグラフィ法物体から放射される赤外線の量、波長、放射率から物体の表面温度を測定。構造物表面から50mm程度が限界
超音波法(弾性波法)20kHz以上の周波数を使用し、発振子からCo中に発射した弾性波を受振子で測定。50kHz以上では2~3m程度
衝撃弾性波法(弾性波法)20kHz以下の周波数を使用し、ハンマーなどでCo表面を打撃して弾性波を発生させ、これを受振子で測定。数kHz以下では10m以上
打音法(弾性波法)打撃によってCo中に弾性波を発生させ、この弾性波がCo表面から空気中に放射された音を測定数kHz以下では10m以上
アコースティックエミッション法Coのひび割れの発生に伴って発生し伝播する弾性波を検出する数kHz以下では10m以上
電磁波レーダー法インパルス状の電子はをCo内に放射し、電気的性質が異なる物体との境界面で発生した電磁波を測定する300mm程度(鉄筋探査)
電磁誘導法測定装置が発する磁界内(磁束)に影響を与える金属や強磁性材料によって装置内の試験コイルの起電力の変化を測定する200mm程度(鉄筋探査)
X線法X線が物体を透過する過程で、密度によって強さを失っていく程度をX線フィルムで撮影400mm程度

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